ラグジュアリーブランドのお金の事。メリットや福利厚生といろいろ
今回はシンプルにラグジュアリーブランドで働く金銭的メリットをメインにご紹介。
このコロナ禍でも安心して暮らせているのも経営体力の成せる技。
投稿が止まったらそういう事です、助けて下さい小池さんと阿部さん。
給与面の色々
私自身何よりこの為に転職していますし、ここが大事!という人が多いのでは。
基本的な給料の内訳についてライドオン。
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年俸制/月給制
給与形態は上記2つのタイプですが、これは特に良し悪しはありません。
ラグジュアリーは基本的に年俸制ですので、後者は割愛します。
年俸制は年間給与を12(又は14など)で分割支給するタイプです。
12分割は毎月年俸の1/12が、14分割は1/14が毎月でボーナス月があるタイプ。
なので、対象月の2ヶ月間に関しては月給が2倍になるイメージです。 -
インセンティブ(以降インセン)
インセンはご存知の方が殆どだと思いますが、給与に上乗せされる報奨金です。
最近では、カジュアルブランドでもインセンのある会社も増えていますね。
例えば個人の売り上げの内の○%が翌月支給といったイメージです。
この仕組みはブランドによって様々ですが、月5〜10万なんてのも珍しくはないです。 -
役職者の手当てや恩恵
副店長以上の役職者の場合は、別途で手当てや恩恵がある事が多いです。
定番は役職者手当。これは毎月定額ですが、たまにいやらしい事するんです。
またインセンが店舗の売り上げに応じて支給されることもあります。
なので、個人の売り上げに対するインセンは支給されないケースが多いです。
その為、販売員の悩みの種の”個人予算目標”が役職者には無い事が殆ど。 -
ボーナスの有無
先述した①1/12と②1/14のケースで比較すると、1月当たりで6万円の差が出ます。
仮に同じ年収500万でも、月収換算41万か35万って結構違いませんか?
ボーナスの有無は好みですが、毎月6万円増えれば出来ることも違いますよね。
②1/14のケースは対象月は70万月収ですが、①1/12でも毎月貯めれば同じこと。
ならば毎月の額が多い方が、それでこそ出来る”何か”にメリットを感じます。
こればかりは会社の制度によって異なりますが、年俸制でこそのメリットです。
働き方
これはカジュアルブランドからの転職時に、給与面よりも遥かに大きいカルチャーショックでした。
そろそろ20代の働き方に身体が悲鳴を上げている30代の方々。今こそライドオン。
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勤務時間
多くの小売業において1日の勤務内容こんな感じではないでしょうか?
例)9h拘束/1h休憩、8h労働
私自身も学生の頃からこの時間が染み付いていましたが、ラグジュアリーはこちら。
例①)9h拘束/1h30m休憩、7h30m半労働
例②)8h30m拘束/1h30m休憩、7h労働
1日の流れとして、昼に1時間と午後に30分の休憩を取るのがほぼ常識です。
例②の7時間労働は特にLVMHグループに多くられます。これもLVMHを推す理由。
LVMHについてはこちらから。ラグジュアリーブランドは、そもそも勤務時間がカジュアルより短いのです。
中でも、一部ブランドは7h労働という好条件。
つまり同じ年収だとして、ラグジュアリーの方が時給換算したら効率的という事になります。
カジュアルブランドでの8h労働と7h労働で比較した場合は。。。(月20日勤務の場合)
年間では240hの差!自己啓発や家族との時間、240hあれば色々できますよ。 -
残業時間や頻度
こちらも会社によってまちまちですが、経験上は殆ど残業をすることはないです。
役職者によっては期末や時期によって見かけることもありますが、販売員は少ないです。
またある程度の規模感のブランドほど、残業が少ない傾向にあります。
私が居る宝飾ブランドでは退勤時間前に身支度を終えて定刻で退勤できるのが当たり前。
カジュアルの頃は残業代は1分単位で支給されていましたし、残業代で稼ぐ位の気持ちでした。
ですが、今では残業をすることは殆ど無くなりました。 -
公休/有給/長期休暇
最近では年間公休日数110〜123日位の間で各ブランド異なりますが、115日〜位が周りの平均です。
有給に関しては法的に発生する期間/日数が決まっていますので、取得日数は差はないでしょう。
ですが、有給を消化できない人をカジュアルの頃は本当に多く見かけました。
まるで有給消滅(2年以上未取得分が対象)が美徳の様に、何十日も残している人ばかり。
これは昔の体育会系の気質の人程、消滅も辞さない方針の上司が多かった様に思います。
私が運営している店舗では、社員からアルバイトまで完全取得をして貰っていました。
勿論無理にではなく、消滅することなく本人の任意のタイミングで。
有給は店舗毎のマネージャーの采配にもよりますが、ラグジュアリーで消滅の経験はありません。
長期休暇は年に2回のリフレッシュ休暇(1wk〜10日間)が殆どのブランドで設けられています。
アパレル業界の方々は一般職の方とズレて休む場合が多いので、この点は旅行好きにはメリットですね。 -
長期雇用
誰もが知っているルイヴィトンですが1854年設立だとご存知ですか?
166年続いていて今も尚、第一線を走っているファッションブランドは日本にありますか?
今の様なコロナ禍でもそうでなくとも、ファッション業界の興隆は目まぐるしい物です。
その中でグループ企業である事、ここまでの歴史が一定以上の安心を与えてくれます。
LVMHグループは退職金制度を設けているブランドも多く、その為勤続年数の長い方が多いです。
このご時世5年10年続く会社だ。と断言できる会社はありませんが、その中でも信頼が置けるのでは。
色々な役得/その他
華やかな印象のラグジュアリーブランドですが、当然そのイメージを保つのは大変です。
そのご褒美としてこんなちょっとしたメリットがあります。
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制服支給/クリーニング
ラグジュアリーブランドで制服が無いというのは、殆ど聞いたことがありません。
そもそもブランドの世界観を維持するためにも、制服が無いと統一感に欠けますからね。
よくカジュアルでは、社員割引で各自が今シーズンの物を購入というルールがよくあります。
自己負担もなく、毎日綺麗な制服を着れる。 これって楽チンで経済的ですよね。
また自宅で洗濯が難しい制服が多いので、会社でクリーニングに出すブランドが多いです。
または月間で一定額のクリーニング代が支給されるなど。 -
社員割引
割引率は各ブランド様々ですが、恐らくこの制度が無いブランドも恐らく無いですね。
日々売り場にて販売している新商品も社員特別価格で購入可能です。(概ね一部除外品有)
ファミリーセールはファッション業界の方なら聞き覚えあるかと思います。
スタッフの招待制で、近親者や友人向けに特別価格で購入できるセールが有ります。
概ね年2回程が一般的ですが、このセールは本当にお買い得です。 -
紹介制度
殆どのブランドが社員への紹介報奨金を設けています。
友人/知人を自社の求人募集に紹介し、無事入社し一定期間経過すると報奨金が貰えます。
大体5〜10万程が平均でしょうか。 なので、この制度で入社するのもオススメです。
もちろん友人への義理が発生するので、しっかりと続ける意思がある場合に限りますが。
実際ラグジュアリー は紹介で入社する方が非常に多いです。
紹介者の推薦という安心がありますので、人事としても一定の信頼が置けますからね。 -
美意識向上
私自身も感じていましたし、多くの方がラグジュアリーブランドを前に尻込みしませんか?
皆さん綺麗な出で立ちで、あの高級な世界観でドアマンが立っていて。。。
ブランドのイメージを体現すべく、皆さん常に綺麗な身嗜みに配慮しています。
そもそものルールとして、頭髪やネイルなど様々な事に制約があります。
身嗜みが自由なブランドと比べると面倒だな、と思いそうですが慣れるとなんて事ないです。
また本当に皆さんが綺麗にしているので、必然的に感化され同年代よりも若く保てます。
宝飾品のブランドに多いですが、ネイルケア代が毎月支給されるのもラグジュアリー故ですね。
まとめ
ファッション業界以外ですと、年俸制でなく月給制が多いのではないでしょうか。
また勤務時間やその他制度など、ファッション業界ならではの事が多いです。
土日休みではなく、カレンダーのズレはありますがそれを補えるメリットが沢山あります。
- 年俸制は月単位では収入UP!毎月貯金すればボーナスと同じ運用も可能!
- 勤務時間は7.5h未満が常識!同じ給料でも時間効率段違い!
- 残業少なく、長期休暇も取りやすいので長く働ける環境。
- 制服や美容代も貰えて経済的!たまにのセールもお買い得!
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