ペッパーの転職相談所。時々いろいろ。

カジュアルブランドからスタートし、マネージャーを経てラグジュアリーブランドへ。ステップUPしてる気もするけど、何か足りないと思う日々。今までの体験談や入ってみて分かったことを綴っていきます。今転職に迷っている方や、今の環境を変えるきっかけになれば幸いです。

【転職のススメ】転職に怯える愚か者と、転職を選んだ賢者の違い。

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緊急事態宣言が解除され、また以前の様に働く日々ですね。
この期間で今迄の働き方や、会社自体を見つめ直す期間になった人も多いのでは?
今回は勤続年数と昇給に焦点を当ててライドオン。 

 
勤続年数による昇給率

皆さんは毎年の給与の変化について、どの様に感じていますか。
年俸の方は年間○○万、月給の方は月間○○円という感じでしょう。
一般的に昇給に関する平均値は、企業別で以下の通り。 

中小企業の場合

年間/1.45%(高くても4%前後で、もちろん1.45%以下も)
つまり月給25万の方の昇給額は一月当たり¥3500くらい。

10年間で計算すると、120%前後
現在月給25万の方の10年後は月給30万くらいのイメージ。

中小企業は将来の給与を予測しづらく、景気の影響を大きく受けやすい特徴があります。
そもそも10年後残っているのか?も疑問ではあります。
なのでどちらにも大きく振れやすく、且つ不況には弱い傾向が強いです。
コロナ禍の様な自体では言うまでもありませんね。

大企業の場合

年間/2、59%(業界によっては3%近くも)
つまり月給25万の方の昇給額は月当たり¥6000くらい。
中小企業と比べるとベースが高く、安定のある幅ですね。
ベンチャー企業などは4%という昇給があれど、水物産業であれば一時的な恩恵でしょう。

10年間で計算すると130%前後。
現在月給25万の方の10年後は月給32、5万くらいのイメージ。

大企業も勿論景気に左右されますが、好景気の恩恵を大きく受けやすい傾向にあります。
また多角的な事業展開であるほど、一気に事業が傾く可能性は中小企業より少なくなります
なので中小企業同様に不景気の影響を受けても、持ち直しやすいと言うことですね。

(引用リクナビネクスト)

転職による昇給率

一般的な数値としては、平均10%UP〜良い転職で20%UPと言われています。

転職タイミングの正解はありませんが、3年という区切りはよく耳にしますね。
なので、仮に3年毎に転職をした場合を上記昇給率とでまとめたのがこちら。

3年毎の転職の場合

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なんということでしょう、匠の技が光る転職で・・・。とBGMが流れてきました。
転職をした4年目、7年目、10年目にはやはりグッと上がっています。
結果として中小企業でも10年目には、大企業の愚者に大きく差をつけています。
また企業規模問わず何もしないことが、ここまで差をつけるということが一目瞭然。

勿論転職をする場合でも毎年の昇給の恩恵は受ける為、資産運用の複利効果の様ですね。
また途中で大企業へ転職をしていた場合は、更に年率が大きくなるので利回りは尚良し。

転職をしない理由は?

転職をする事による変化はもちろん金銭面以外の付加価値もあります。
またその付加価値がある故に、現職を離れたくない人も多くいます。

  • 長く勤めているから働きやすい。
  • 働いている人が好き。
  • 環境を変えるのが不安/億劫。
  • などなど

この様な理由で頑なに、または盲信的に転職を考えない人を多く見てきました。
ですが、これら理由が続くという保証はどこにもないのになぜか彼らは現状維持を選んでいました。
前にも書いた”現状維持バイアス”が強く働いているんですね。

sgt-peppers.hateblo.jp

住めば都と言いますが、どこにいても慣れます。
昨今の緊急事態にも、気づけば慣れていた人が殆どではないですか?
働きやすいというぬるま湯で、気づけば茹っているカエル🐸になってからはもう遅いですよ。

勤続年数による恩恵

とはいえ、どんな会社であれ転職をしろ!だなんて私自身も思っていません。
ここならば!ともう骨を埋める気持ちで日々充実感を感じる人もいるでしょう。
とはいえ目に見えない恩恵は比較できませんから、可視化できるものはこの辺りでしょうか。

  • 退職金

  • 長期在籍による転職時の信頼

退職金に関しては企業毎でルールは異なりますので、比較が難しいですがそもそも無ければ無意味。 

長期在籍による安心感は確かにある程度の”追い風”にはなると思います。
ですが、その”追い風”というのはしっかりした船だからこそ掴むことができます。
船出からなんとなく航海をしてるだけの手漕ぎボートに風向きは関係ありませんから。

つまり長期在籍によって自身のスキルアップを図り、ステップアップをしているかどうかです。
またその様な向上心の溢れる方は、どこかで物足りなさを感じる時がやってくるでしょう。
その為、自ずと次のステージへ旅立っていく人が多いです。

なんとなく在籍している向上心のない人は、そもそも疑問も感じていないかもしれませんが。

まとめ

変化に怯える事でどれだけ大きな差がつくのか、少しは感じましたか?
転職したくない理由ではなく、したくない言い訳ではありませんか?

  • 勤続年数での昇給は、転職の約1/10だけ!
  • 辞めない理由はぬるま湯の居心地良さではない??
  • 長く働くことよりも、スキルアップしているか?が大事。

砂をほり、穴に砂を戻す。これを繰り返すと、人は発狂し早死にします。
つまり目的や目標がないという事は、 寿命を縮めるのです。

転職市場における個人の価値、という点でも同じ事が言えます。
今ある環境に依存する方は、不可避な環境の変化が起きたら露頭に迷います。
そうなる前に匠に出会いましょう。

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