ペッパーの転職相談所。時々いろいろ。

カジュアルブランドからスタートし、マネージャーを経てラグジュアリーブランドへ。ステップUPしてる気もするけど、何か足りないと思う日々。今までの体験談や入ってみて分かったことを綴っていきます。今転職に迷っている方や、今の環境を変えるきっかけになれば幸いです。

【ステップアップの選択肢】マネージメント?セールスエキスパート?

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今回はステップアップしていく中での分岐についてのお話。
初めは誰もがプレイヤーとして前線で働きますが、出世するとマネージメントを求められます。
職位が上がるほどにその規模や額面が大きくなっていきます。
逆に最前線でスキルUPしていくと、そこに特化していく道もあります。
優劣はありませんが、その二軸で解説していきます。

マネージャーの種類と働き方

マネージャーと一括りにしても、いくつかの段階があります。
ブランドや店舗の規模によりますが、少なくとも以下ASMまではある会社が多数。
早速それぞれについてライドオン。

ストアマネージャー(SM)

先ずはSMこと店長から。
言わずもがなですが、店舗の全てにおいての最終決定権を持っている責任者です。
常に矢面に立ち、強いリーダーシップが不可欠な存在。
人、物、お金に関することがマネージメントの大きな柱ですが、どの領域においても
私企業である以上は効率や利益を最大限にするための運営をします。
中でも”人”に関することは、方法論だけでは上手くいかないことが多いので大変です。

この人の背中を見てたら。。。と思わせて部下がついていくタイプもいれば、
軍隊の様に厳格な規律を重んじて、あくまで効率や結果のみで判断する人もいたりと
本当に千差万別です。

どういったタイプであれ、結果として店の売り上げに繋がっているのか否か?
がマネージャーの評価基準であり、その分予算管理に関しては誰よりも重責を担っています。

プレイングマネージャーという最前線でバリバリ稼ぎながら、陣頭指揮するタイプもいますが
これは業種によりけりですで、完全に後方支援の指揮系統になる場合も。
現場が強く発言権を持っている会社ではこういった前者のタイプのSMも居ます。

一度SMになると、人・物・お金の管理は他業種でも通じることが多いので、
他業界からのオファーを貰う事もあったりします。
責任は重く、大変な事も多いですが非常にやり甲斐のあるポジションです。

アシスタントマネージャー(ASM)

ASMとは副店長です。 
まぁ概ね店長と同じレベルの仕事に携われることが多いかと。
SM同様にリーダーシップも必要とされますが、ASMにこそ必要なのが、フォロワーシップです。

SMによっては自分の仕事の一部のパートはASMに一任しているなんて事も多いですね。
例えばシフト作成などの人件費の管理などが一般的でしょうか。
SMになると、よりお金に関してシビアになる必要があるので、その準備として
シフト・人件費の管理はぴったりなんです。

ASMまでしかマネージャー職がない組織の場合は、その下に位置するアソシエイト等と一番近く
SMとのパイプ役でもある為、組織が上手く回る為にはASMの存在は必要不可欠です。
幽遊白書でも蔵馬がいってました「組織の鍵は、副将が握る」と。

ブランド規模によってはASMでも他ブランドの店長レベルのスキルの方も居ますので、
転職の時の行き先によっては十分に店長としてのステップアップも可能です。

縁の下の力持ちというほど日陰の存在ではないですが、痒いところに手がとどく。
そんな気遣いと冷静さ、広い視野が必要なポジションです。

カテゴリーマネージャー(CM)

このポジションがあるのは、ある程度大きいブランドに限られます。
もしくは商品料が多い業種の場合ですね。
扱う商品を大きな分類毎に責任者を設けて、より数値や動向を注視する為にそれぞれに責任者を設けます。
例えばメンズ、ウィメンズ、キッズ、アクセサリーなどです。

SMは大きな情報として動向はチェックしていますが、より注視していないと見逃しやすい変化や
トレンドを察知して、アクションの立案と実行をするポジションです。

販売員としてスタートして一番最初に目指しやすいポジションであり、管理のスタート地点でもあります。
売り上げに直結することが多いので、日々の反応や売り上げの変化を一番感じやすく
とても魅力的なポジションです。
決して幽遊白書での桑原の様な位置ではないです。 

セールスエキスパート(SE)の働き方 

売り上げに対してインセンティブがある職種の場合は、SEを設けている会社があります。
この職種は色々な雑務よりも如何に販売実績を残すか!?を使命としています。
ブランドによって違いはありますが、あるブランドでは販売以外は完全にノータッチという所も。

上位の顧客様との関係構築が安定した売り上げの鍵になりますので、その為のマメなコンタクトは必須です。
その為に仕事以外の時間でも連絡する事もあれば、一緒にランチやディナーを共にする事も。

一見するととても面倒で、気を遣う仕事に思えますし、実際そういう側面もあります。
ですが貴方を目当てに来店され、プライベートな事や最近の出来事などお客様との会話が弾み
結果として何千万円もの買い物に繋がった時の嬉しさは堪らないです。

それだけの買い物をする価値が貴方にはあると思ってもらえたわけですからね。
そんな顧客様はブランドが変わっても、貴方目当てでついて来てくれるでしょう。

そうなれば仕事というよりも、友達とはまた違った特別な存在になり
貴方の販売員としての資産・モチベーションになるでしょう。

マネージャーとはまた違いますが、とてもやり甲斐のあるポジションです。

セールスエキスパートのメリット・デメリット

働き方で触れましたが、販売職を突き詰めていくSE。
大変さの見返りもあれば、普通の販売員とは異なる苦労もあります。
それぞれは以下の通り。

メリット

最大のメリットは何は無くともインセンティブ(以降インセン)です。
インセンの%は様々ですが、年間で1億以上も売り上げる人が当たり前にいます。
そういう方々はSM以上の給料をもらっている事もザラにあります。

もはやそれ以外はないと言っても過言ではないかもしれません。

しいてあげるなら、特別なお客様との関係ができるという事ですね。
別次元のお財布をお持ちの方とはそうそうお近づきに慣れる物ではないですから。
販売員としては何よりも追い風です。

デメリット

デメリットというより見返りの為の代償ですが、以下の通り。
幽遊白書では飛影も黒龍破を撃ったら腕がボロボロになりますからね。

  • マネージャー職には遠回りになるかも
  • オフィスなど内勤にも遠回り
  • 現場勤務という環境から離れづらい
  • 店長レベルに自分の売り上げに対しての圧倒的なプレッシャー

店によってはSEで店舗の売り上げの半分以上を構築している場合もあります。
その場合は店の売り上げを左右するので、その職種で働き続ける事を会社は求めるのです。
ですので、後進の育成をしておかないと現場で働き続ける事になります。

それが楽しくて、他のポジションに関心がなければそれで構わないのですが。

どちらが良いのか

私はマネージャー職に魅力を感じて、そこを目指してやって来ました。
過去SEがないブランドにいたので、そもそも目指す対象としてありませんでしたが。

もはや好みですので、
本当に接客や販売が好きな人はSE!
そんな人には金銭的にもこの上なくいいポジションだと思います。

全体管理や、施策立案の実行や検証などロジカルな仕事が好きな人はSM!

働き方も最前線からは離れていく傾向にあるので、年齢を重ねて働き方を変えたい人にオススメ。

マネージャーは他業種のマネージメントポジションに。
SEはあらゆる高級消費財の販売職に。またはサービストレーナーに。
そんな方向性もありますので、そこまで見越して目指してもいいですね。

まとめ

他にも様々なキャリアプランがありますが、販売職の現場での二つの到達点。
全体管理か店頭販売の要か。 黄泉か雷禅か。 クラピカかゴンか。
働き方を考えたらSMだけれど、夢があるのはSEですね。

結局突き詰めると、どの仕事も終わりはなく非常に魅力的な物です。
優劣がある物でもないので、自分らしく楽しく働ける仕事に就ければ一番ですね。

 

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